若林の気まぐれコラム#4「ディガーの手を借りる在宅ディガー」
暦の上では立秋が過ぎて久しいが、秋の気配はまだ遠い。連日35℃を超える猛暑が続いている。
外出慣れしていないぼくにとって、この暑さはもはや暴力だ。
昔は平気で外で遊び回り、小中高と炎天下で野球をしていたのに、いつからか休日はクーラーの効いた部屋で過ごすことが多くなってしまった。
ここ数年は、部屋で涼みながらレコードをBGMに本を読んだり、テレビやYouTubeを見たり、ネットサーフィンをしたりしている。もちろん、ジュースとお菓子も欠かせない。
さて、こんなぼくの出不精な生活習慣についてはここまで。
前回のコラムの最後に予告したように、ぼくがチェックしている優れたディガーやコレクティブのYouTubeチャンネル、SNS、ブログサイトをいくつかピックアップしてみた!
■growingbin
ドイツ屈指のディープ・ディガーとして知られるBassoが、誰も見たことも聴いたこともない様々な音源をアップロードしている。
同名のオンライン中古レコード店及びレコード・レーベルも運営しており、そのセレクトには、ぼく自身とても影響を受けていて、勝手に心の師と崇めています。
■FOND/SOUND
このYouTubeチャンネルは、イリノイ州レイクフォレストを拠点とするDiego Olivasが運営する同名のブログサイトとリンクしている。
第四の世界、バレアリック、ニューエイジ、アフリカン、ブラジル、アンビエント、J-POPなど、見過ごされてきた音源を発掘し、共有している。
最近ではCD時代のジャパニーズ・ニューエイジも投稿しており、その知識の深さには毎回驚かされる。
■julian
Is It Balearic?からのリリースなど、Giulio DJ名義でDJ/プロデューサーとしても活動するオーストリア・ウィーンのJulian HornによるYouTubeアカウント。
ジャンルを問わずオブスキュアな音源を投稿している。
また、Julianは友人たちとレコード・レーベルEdition Hawaraを主宰し、フュージョン・ディスコの秘宝Zenitの3rdアルバム「Straight Ahead」をはじめ、オーストリアで長く忘れ去られていたローカル音源の復刻に尽力している。
なお、当店には二階美容師がEU買い付け時に発見したZenitの「Straight Ahead」のオリジナル盤がございます!
お値段は張りますが、なかなかお目にかかれるものではありません!探していた方はお見逃しなく!
■Time Is Away
ロンドンを拠点に活動するJack RolloとElaine Tierneyのデュオで、NTSのレジデントとしても有名。
NTSでのマンスリー・ミックスや、昨年Efficient Spaceからリリースされたコンピ「Searchlight Moonbean」も要チェックです。
ちなみに、ぼくは過去に暇つぶしで彼らのインスタグラムの投稿を片っ端からチェックしたことがあります笑。
■森と記録の音楽
このブログサイトは、新潟在住のアンビエント・マスター、藤井友行氏が2007年から2019年まで運営していたものです。
一時期アンビエントやニューエイジにハマっていた頃、このサイトを参考させていただいた。
また、広義のアンビエント/環境音楽のイメージから「水」にまつわる作品を集めた小さなガイド「水を循環の音楽」も出版されている。
こちらは、二階美容室に置いてありますので、ご興味のある方はスタッフにお尋ねください。
以上、ぼくの情報源の一部となっているYouTubeチャンネル、SNS、ブログサイトでした。
他にもたくさんあるので、機会があれば紹介します!皆さんもお薦めがあれば、ぜひ教えてください!