EU買い付け JAZZ FUNK/FUSION
こんにちは!1Fレコード店のスタッフ若林です!
本日は、EU買い付け品から、ジャズ・ファンクとフュージョンのレコードをお届け!

先日、店主tonも触れていましたが、定番のジャズ・ファンクはますます稀少になり、手に入れるのが難しくなってきています。
一方で、フュージョンには新たなフロンティアとなり得るとぼくも考えています!
今回ご紹介するタイトルは、どれも将来的に価格が急騰する可能性を十二分に秘めているかと。
そのキャリアから「オランダの高中正義」と言っても差し支えのないダッチ・プログレッシブ・ギタリスト、ヤン・アッカーマンの各種タイトルをはじめ、言わずと知れたフュージョン界のスーパースター、ボブ・ジェームスが当時最先端のテクノロジーを駆使して作り上げたアート・オブ・ノイズ的デジタル・フュージョンや、パット・メセニー・グループの系譜を継ぐ有機的なジャズ・フュージョンなど、正統派から変化球まで、数は少ないですが、バラエティに富むラインナップであります!
それと、ジャズ・ファンクでもフュージョンでもありませんが、すっかり出しそびれていた伊産バレアリック・メロウネスの知られざる逸品も、この機会に合わせて追加してみました!
そんな伊産バレアリック・メロウネスも含めて、お薦め盤をご紹介 ↓↓↓↓
Hi-Tek – Hi-Tek
マイク・ウエストブルックとの共演やギル・エヴァンス・オーケストラへの参加などで知られ、しばしばデヴィッド・サンボーンの後継者とも称される、卓越したジャズ・アルト・サックス奏者のクリス・ハンター!
こちらは、そのハンターを中核に据え、短期間のみ活動した英国のジャズ・フュージョン・クインテット、ハイ・テックが1981年にリリースした唯一のアルバムです!
シンセ・サウンド全盛の時代において、生音を主体にした、明瞭でダイナミックな演奏が光る、正統派ジャズ・フュージョンの快作!
女性シンガーをフィーチャーした流麗なスウィート・サマー・チューンのA-4”For You”が、バレアリックでおすすめ!
Pacific Eardrum – Pacific Eardrum
ジャズへの貢献や、カンタベリー・ロック界の人々との共演で知られる、流浪のキーボーディスト、デイヴ・マクレエが率いるジャズ・ロック・バンド!
本作は、そのパシフィック・イアドラムが英国の名門レーベルの「カリズマ」から発表したデビュー・アルバム!
ジャケット・アートはまるでB級映画のような、ちょっと安っぽい雰囲気ですが、内容そのものはA級!
カンタベリー・ロックの流れを汲んだプログレッシブな要素と、まろやかで幻想的な質感が見事に融合しており、特にA-2”All Around Us”の、黄昏に染まるメロウネスは、まさに絶品!
デイヴ・マクレエの妻であるジョイ・イエーツの、愛らしくソフトなボーカルも際立つ、滑らかで軽やかに流れるA-3”Sitting On A Daisy”も素敵!
といった具合で、筋金入りのプログレ・ファンだけでなく、レアグルーヴやフリーソウルが好きな人にもおすすめな一枚!
Elements – Spirit River
初期のパット・メセニー・グループ(以下PMG)の主要メンバーであったマーク・イーガンとダニー・ゴットリーブによって結成されたジャズ・フュージョン・アンサンブル!
マーク・イーガンとダニー・ゴットリーブという二人から想像できる通り、PMGの系譜を継ぐ有機的なジャズ・フュージョンを披露する、1990年の傑作アルバム!
特に、フローラ・プリムの高らかに舞うスキャットも特徴で、雄壮な広がりを感じさせる、ミスティックなA-4”Puerto Sagua”は、まさにPMGの真髄を体現した素晴らしい一曲です!
というわけで、PMGが好きな人はお見逃しなく!
Jukka Tolonen – High Flyin’
フィンランドで最も有名なプログレッシブ・ロック・バンドの一つ、タサヴァラン・プレジデンティの主要メンバーとして知られるギタリスト、ユッカ・トローネン!
そんな彼の卓越したギター・プレイを余すことなく披露する、北欧産クロスオーヴァー・サウンドの傑作アルバム!
ぼくの一押しは、ソウルフルな男性ボーカルをフィーチャーしたB-3”Sweet Music”!
ハーモニカのソロなど、アメリカのファンク・バンド、ウォーの影響を如実に感じさせる、土香るミッド・ファンキー・ディスコな一曲です!
オープニングを飾るファンキーなジャズ・ロックA-1”High Flyin’”もGOOD!
Jan Akkerman – Oil In The Family
ダッチ・プログレの雄、フォーカスの共同創設者の一人であるギター・マスター、ヤン・アッカーマン!
ギター・シンセサイザーという新たな武器を手に、中近東の旋律やエレクトロニックなサウンド、そして、ユーロ・ディスコに果敢に挑んだ意欲的な1981年のソロ・アルバム!
冒頭を飾るタイトル曲A-1”Oil In The Family”は、まさに本作品を象徴する、魅惑のエキゾチック・フュージョン・ディスコです!
翌年の「Pleasure Point」を予感させる、淡いスムース・メロウ・フュージョン・ナンバーであるB-4”Blue In The Shadow”も◎!
Pere Soto Grup – Coincidencias
1989年、卓越したスペイン人ギタリスト、ペレ・ソトが率いるワンオフ・アンサンブルが、バルセロナのご当地レーベルに吹き込んだ唯一のアルバム!
最初から最後まで、欧州特有の極めて滑らかで洗練されたサウンド、そして何よりも女性シンガー、ジェマ・プランズの実に素晴らしい歌声が際立つ、クロスオーヴァー・ジャズの好盤です!
特に、A-1”Jerusalem”、A-2”Sentiments”、B-1”Dolç Amor”といった、彼女のボーカルが輝く楽曲における、清涼感のある瑞々しいメロウネスは絶品!
Bob James – Obsession
言わずとしれたジャズ・フュージョン界のスーパースター、ボブ・ジェームス!
ワーナー・ブラザーズ移籍第1弾となった1986年のアルバム!
当時最先端のテクノロジーを駆使してプログラミングされたエレクトロニック・サウンドによる、鮮やかで斬新なアート・オブ・ノイズ的デジタル・フュージョンを披露しており、近年、アンビエントおよびニューエイジというジャンルが再定義される中で、じんわりと評価が高まる一枚です!
特にB-2の”Rain”は、雨音を模した効果音も特徴的なミスティック・ニューエイジ・ジャズで、ボブ流アンビエントと呼ぶに相応しい一曲!避けられない夏の酷暑の到来に、さわやかな活力剤としても最適!
Roberto Soffici – Il Canto Dello Scorpione
1970年代初頭から1980年代にかけて活躍したイタリアのポップ・シンガー/ソングライター!
こちらは、1978年にリリースされた彼の3枚目のアルバム!
魅惑的なハスキー・ボイスが際立つ、カンタウトーレの好盤ですが、真の見どころは、最後に収められたセミ・インストゥルメンタル・ナンバーのB-5”Dedicato A Michela”です!
緩やかなに浮遊するバンド・アンサンブルに、吉田美奈子を彷彿とさせる可憐なコーラスが舞う、至極のバレアリック・メロウネス!
中盤にはドラムブレイクから始めるアグレッシブなギター・ソロ・セクションがあり、レアグルーヴの観点からみてもGOOD!