癒し系だけじゃない多彩なニューエイジ音楽
こんにちは、1Fレコード店のスタッフ若林です!
今日は、「ニューエイジ・ミュージック」に焦点を当てたセレクションをご紹介します!



「ニューエイジ・ミュージック」は、1960年代のヒッピー文化にルーツを持つ音楽ジャンルで、瞑想やリラクゼーション、そしてスピリチュアルな探求を目的に発展し、日本では、「ヒーリング・ミュージック」や所謂「癒し系音楽」として広く親しまれるようになりました。
しかし、どこかチージーなイメージがあるせいか、多くのレコード店では脇に追いやられがちで、「ニューエイジ・ミュージック」という独立したジャンルとして分類されることは少なく、むしろ「イージーリスニング」の一種として扱われたり、「その他」という大雑把な括りで一緒くたにされるなど、長きにわたり見過ごされてきました・・・
ただ、近年では、「アンビエント・ミュージック」の定義が見直されたことによって、「ニューエイジ・ミュージック」に対して世界的な再評価の流れが訪れ、2020年には、その流れを読み解く「ニューエイジ・ミュージック・ディスクガイド」が刊行されたり、海外では、90年代以降にリリースされた国産ニューエイジ・ミュージックや環境音楽のCDに脚光が集まるなど、復権を遂げてきました!
実際、店頭でも、特に若い世代を中心に、「ニューエイジ・ミュージック」や「アンビエント・ミュージック」を求める方も多くみかけます。
そんな、再び注目を集める「ニューエイジ・ミュージック」
一言に「ニューエイジ・ミュージック」と言っても、そのスタイルは多種多様
代名詞的レーベルのウィンダム・ヒルの自然をモチーフにしたアコーステックな作風から、巨匠ヴァンゲリスに続く壮大なエレクトリック・コンポジション、ジャズやフュージョンとの融合、さらには地中海沿岸の芳醇な響きが息づく高次元なクロスオーバー作品まで多岐に渡ります!
そして今回は、そんな癒し系(ヒーリング)だけじゃない、多彩な「ニューエイジ・ミュージック」たちをご用意してみました!
ここからは、スタッフ若林のお薦め盤をご紹介!
Diethlem / Famulari – The Flyer
ジャズ&エクスペリメンタル系ギタリストのThomas Diethelmと、キーボード奏者のSantino Famulariというスイスの技巧派な二人から成るデュオ!
1981年にCanのお膝元Spoon RecordsからリリースされたThomas Diethelmの1stソロ・アルバム「Shaved」の流れを汲む本作は、超絶技巧に裏打ちされたテクニカルなフュージョン、地中海を股にかけるフォークロアの響き、メロディアスなポップ感覚、そしてトロピカルな風味を巧みに融合させた、開放感と輝きに満ちた、めくるめくクロスオーヴァー・ニューエイジへと仕上がっています!
極めつけとも言えるタイトル曲A-1”The Flyer”と、ボーカル曲のB-2”Masquerade”が最高です!おすすめ!
Suonofficina – Musik Aus Sardinien
「沈黙の島」とも呼ばれる、イタリアのサルデーニャ島に根付く、独自の文化と、そこから生まれた音楽グループ、Suonofficina!
ラウネッダス(葦笛)のような古楽器を用いつつ、6人のミュージシャンと歌手Elena Leddaによって、伝統音楽を現代的な楽器と融合させ、進化に挑んだ1984年作!
トルコからアフリカ、スペインに至る地中海全域の響きを内包した、土着的でありながら洗練さも兼ね備えたエスノ・フォークロアを披露する素晴らしい一枚!
そして、こちらは、この作品に魅了されたドイツ人ギタリスト/プロデューサーFriedemannによって、自身のレーベル「Biber Records」から、新たなジャケットとタイトルでリリースされたものであります!
Suzanne Ciani – The Velocity Of Love
電子音楽とサウンドデザインの先駆者として名高い、アメリカ生まれの才気あふれる女流シンセシスト、スザンヌ・チアーニ!
本作は、そんな彼女のキャリアを決定づけた1986年の記念碑的なアルバムであり、偉大なるヴァンゲリスの系譜を継ぐ、情感豊かなニューエイジ・エレクトロニクスを披露する素晴らしい一枚!
代表曲であるA-3”The Velocity Of Love”を含む、全5曲入り!
そのうち、A-2”Lay Down Beside Me”、B-1”Malibuzios”、B-2”History Of My Heart”の3曲では、御大ヴァンゲリスが参加しています!
Oblique – Oblique
「オランダ史上最高のアルバムのひとつ」と賞賛される、ダッチ・エクスペリメンタル・エレクトロニクス・マスタピース!
モダンダンスや映像の音楽を手がける鍵盤奏者Gerard Stokkinkと打楽器奏者Tommy Bachmannによるデュオ!
サックスも交えた情感豊かなバレアリック・ニューエイジ・エレクトロニクスA1-2”Blue Mountain”、Gerard Stokkinkが前年にソロ名義で発表したダンスカンパニーのためのサントラ作「Shusaku & Dormu Dance Theater」収録曲の再演B3-1”Yellow Turtles”他!
V.A. – Soul Of The Machine – The Windham Hill Sampler Of New Electronic Music
1976年にギタリストのウィリアム・アッカーマンによって創設され、自然回帰志向の傑作を世に送り出してきた、ニューエイジ・ミュージックの代名詞的レーベル、ウィンダム・ヒル!
本作は、同レーベルのこれまでのアコースティックなスタイルからの転換を象徴する作品であり、「エレクトロニクスと自然美の融合」という新たなテーマを示唆させるコンピレーション・アルバムです!
Philippe Saisse & Mino CineluによるB-1”Land Of The Morning Calm”をはじめ、まさにエレクトロニクスとアコースティック楽器の有機的な結合が存分に表現されています!
Ulli Bögershausen – Autogen
その卓越したテクニックから「ギターの魔法使い」とも称される、ドイツのギター名手Ulli Bögershausen!
前3作と同様、零細レーベル「Musikiste」からリリースされた1987年作!
フォーク・ギターの伝統に根ざしつつも、クラシック音楽の影響を色濃く感じさせる、誠実かつ魅惑的な演奏が光る、ドイツ産ニューエイジ系ギターの秀作です!
そんな彼の独奏はもちろんですが、Reinhold Westerheideのパーカッションが際立つミニマルな楽曲B-4”Anderland”も見逃せません!
ところで、なぜドイツにはこれほど多くの傑出したニューエイジ系ギタリストがいるのだろうか?
Penguin Cafe Orchestra – Penguin Cafe Orchestra
1972年の夏、南フランスで食中毒にかかり、その際に体験した幻覚に着想を得た、才能あふれるサイモン・ジェフスによって結成された楽団、その名もペンギン・カフェ・オーケストラ!
アフリカなど多様な音楽スタイルと伝統的な西洋のクラシック音楽の融合に挑んだ折衷的なハイブリッド・アプローチによる、ポスト・モダンな室内楽、あるいは20世紀末のコンテンポラリー・バロックとも呼ぶべき、「室内環境弦楽奏風クールミント不思議サウンド」を展開した、1981年の代表作!
A-1”Air À Danser”は、ジム・オルークの「Eureka」に先じんた、牧歌的ミニマル・フォーキーの名曲!
George Winston – December
四季という雄大かつ神聖な自然をテーマに取り組んだアコースティック・ピアノ・ソロ3部作の第2弾!
生まれ故郷モンタナ州の冬景色を詩情豊かに描いた清楚なサウンド・スケッチ!オリジナル作品に加え、トラディショナル・キャロルも含む全10曲!
ちなみに、A-2”Jesus, Jesus, Rest Your Head”は小林勝行(ex. 神戸薔薇尻)の”警鐘”のネタ!
3部作セットでどうぞ!
オンラインショップ解禁は6/13(土)と6/14(日)!
いつも通り夜8時ごろ更新です!
※オンライン解禁までは、電話/メール/DM等でのお取置きや通販をご遠慮いただいております
店頭へは本日追加済みです!それでは、ご来店お待ちしております!