3周年記念「国内自主制作盤放出」
FAMは今日で3周年🎊
感謝の気持ちを込めて、予告通りスペシャルな8枚のレコードを放出いたします。
1970〜80年代の日本に残された、自主制作の知られざる秘宝。日本ロック、フォークの礎となった最深部の音楽。

それぞれ試聴動画とレコメンド文をご用意しました。
なかなかお目に掛かれない作品ばかりですので、ぜひ一度聴いてみてください。
・オンライン解禁は3/2(月) 20時。
・「Add Some Music To Your Day」のみ3/2(月)にヤフオクへ出品。3/8(日)21時ごろ終了予定です。
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山下達郎 – Add Some Music To Your Day 出品ページはこちら
山下達郎 – Add Some Music To Your Day
1972年 / Surfin’ Rabbit Studio / SRR-0001
シュガー・ベイブ以前、山下達郎が大学時代に同級生の仲間たちと自主で制作した、真の1stアルバム。
100枚限定で制作されたこの作品が大滝詠一の耳に留まり、その後のNiagaraレーベルからのシュガー・ベイブのデビューに繋がりました。
A面はBeach Boys、B面はドゥーワップやロックン・ロールのカヴァー等で構成されたこの一枚が、その後の日本の音楽シーンをネクストレベルに押し上げたレジェンド山下達郎の原点であり、もしこの一枚がなかったら今日の山下達郎はいなかったかもしれない。いや、それどころか日本の音楽シーンの構造ごと違っていたであろう、本当に本当に重要な作品。
日本の音楽博物館というものがあったら、確実に展示されるべきアルバムでしょう。
作られたのは僅か100枚のみ。50年以上が経った今、現存するのは何枚か?
ジャパニーズ・ミュージック・シーンの宝。こんな言葉ネットオークションでしか見かけないし、普段なら絶対使いませんが、このレコードならきっと相応しいでしょう!!国宝級レア!!!!
ににんがし – Heavy Way
1974年 / YESC-7
フォーク・グループ「猫」や「風」の一員として活躍した大久保一久が、デビュー前に率いたバンド「ににんがし」の唯一のアルバム。
同郷広島の吉田拓郎もその才能を認め、このアルバムの他に一枚だけ残すシングルでは、拓郎がキャリアで初めて他人に楽曲を提供したという逸話が残る伝説のグループ。
モロ”Heart Of Gold”な和製ニール・ヤング・ナンバーA-1″雨あがり”、歪んだヴォーカルとギターにファンキーなリズム(とある意味危険な歌詞)が強力な異色の楽曲B-3″ちかんの詩”、コンピ「Nippon Acid Folk 1970-1980」にもセレクトされた国産アシッド・フォークB-4″ひとりぼっち”などを収録。
自主制作ながら、はっぴいえんどにも通じる脅威のクオリティを誇る幻の逸品。
Noah – “ん”
197?年 / noah-2514839
Noahなる70年代の3人組フォーク・ロック・バンドが残した、自主制作の唯一のアルバム。Discogs上ではもう一枚存在してるとあるが、それはおそらく同名異バンド。
靭やかなギターのメロディーが心地良いA-1″春の歌”、初期大瀧詠一を彷彿とさせる粘っこいブルースA-3″ブラックコーヒーブルース”、ブルース・ロックA-5″車掌哀歌”、沁みる合唱系フォーク・ロックB-4″空高く”など、はっぴいえんどやシュガー・ベイブ辺りに触発されたであろう高水準な国産ロックを展開しています。
2026年現在、未だリイシューされていない、知る人ぞ知る幻の一枚。
Santama – Santama
1972年 / Mountain Fuji / a-1649 / a-1650
千駄ヶ谷の老舗スタジオ/レーベル「音のメルヘン屋」の前身、「Mountain Fuji Record」制作の、三多摩地域出身?の6人組フォーク・ロック・バンドSantamaが残した唯一の作品。
A-1″サンタマソング”、B-6″サンタマラプソディーより 愛の詩”など、ボンゴ、フルート、大正琴など一般的なフォーク・グループとは異なるユニークな楽器を取り入れ独創的なスタイルを模索した、在りし日の若者の志しと遊び心が詰まった一枚。
1970年代日本最深部のDIYアングラ・ミュージック。
悪魔の晩餐会 – 悪魔の晩餐会
1976年 / Demon / YESC-42
後に日本の音楽界で活躍する国本佳宏が在籍した、広島出身のサイケ~フォーク・ロック・バンド、悪魔の晩餐会が自主制作で残した唯一のアルバム。
当時18~19歳のメンバーによる、怪しくも瑞々しい一枚。
禍々しいモナリザ・ジャケに悪魔の晩餐会というバンド名で、相当ヤバそうな気配が漂いますが、内容は裏腹にほっこりローファイなサイケ・フォーク・ロックが中心。
それでも逆回転ヴォーカル+ファズ・ギターのインスト・ナンバーB-1″だいなし”や、国産サイケデリック・ロックA-4″別れ”、ファンキーなアレンジのA-2″ちっぽけな便り”や、伊藤銀次~シュガー・ベイブ路線のB-4″星くずあつめて”など、随所にサイケデリックな実験性を散りばめたポップスを展開しています。
2026年現在、未だリイシューされていないタイトルで、サイケ・コレクターの聖典ポコラ本でValue 5のメガレア盤です。
ラストの曲のクレジットに「アグネス・チャン」ってあるけど、本当か?
麻布音楽集団 – 麻布音楽集団
1971年 / MML-1005
麻布高校の同級生19人で構成された、麻布音楽集団の自主制作盤。
ジャズロック、サイケ、プログレなど、即興性を伴うクールかつ自由なサウンドで、当時のアンダーグラウンドな空気や精神性を強く感じる、時代に埋もれさせるには勿体ない音楽アート作品。
聴けば聴くほど高校生の作品とは思えない出来。素晴らしい。
フリー・ジャズやアシッド・フォーク、サイケデリックなど幅広い音楽性が散りばめられている中、冒頭の強力なアンダーグラウンド・ジャズロック・ナンバーA-1″Suggestion”で昇天。
富岡多恵子 – 物語のようにふるさとは遠い
1977年 / Victor / SJV-1297
浪花生まれの詩人であり、小説家であり、フェミニストでもある富岡多恵子が、自ら作詩し、唄い歌手デビューした、日本の歌謡の裏歴史に残る現代歌曲の極北!曲をつけたのは、当時24歳の坂本龍一!
前衛音楽、ジャズ、電子音楽に影響された若き教授のクールで尖ったクロスオーバー感覚と、富岡多恵子のなんとも不気味な歌声があいまった、ロックとも、フォークとも、シャンソンともつかぬ、じつにストレンジな12曲!なお、ジャケ写はアラーキーこと荒木経惟!
Twin Cosmos – Double Action
1982年 / Twin Cosmos / PRC-30313
伊藤安人、伊藤守人という双子の兄弟が人知れず創り上げた、奇跡の電子エクスペリメンタル・フォーク!
「陽」と「陰」をテーマに、A面を伊藤守人、B面を伊藤安人がそれぞれ担当。
ギター、シンセ、コラージュによる、儚さと幻影の間を彷徨うドリーミーで甘酸っぱいアンビエント・フォークを展開するA面が素晴らしい。
B面はルー・リードっぽさも感じるダークで内省的な国産プライヴェート・アシッド・フォーク。