
月末アフロ -4月編-
お待たせしました!恒例の月末アフロ4月編でございます🔥🔥🔥
今月は数こそ少ないながら、強力な、強力過ぎるタイトルが揃いました🔥
ナイジェリアの宅録ローファイ・シンセ・シンセ・マスターWilliam Onyeaborは、コンディション良好な3タイトル🔥
先日散々騒いだZAMROCKにヤラれた方には、ナイジェリアのアフロ・ロック・バンドVibrationsの1977年の唯一のアルバムを🔥
ですが、今回の放出で特に注目なのは、アフロ・ブギー/ディスコの諸作🔥
Amas、Dizzy K.、Apostles、Emma Ogosiなどなど、一級品のアフロ・ブギー/ディスコがズラリ🔥
この辺りのレコードに興味のある方ならお分かりかと思いますが、内容は良くても状態に悩まされるのがアフリカ産レコードの常・・・
ご安心ください!今回は全体的にコンディション良好なレコードを揃えました🔥(と言ってもアフリカ産レコード基準での”良好”ですが)
いつもは一部のおすすめ盤のみの紹介ですが、今回は少数精鋭なので全タイトル解説しときました!
しかも全てYouTubeの音源付きです!
気合入ってます!褒めてください!!!
■Amas – Grill (Phonodisk / PHD 010) 1981年 / ナイジェリア Original Press
Disc: B+ / Cover: C-
アフロ・ディスコ・キラーA-4″Slow Down”収録!
前のめりなグルーヴ、時折差し込まれるクレイジーなシンセ、完璧なブレイクダウン、これぞアフロ・ディスコ!と言いたくなる最高の一曲!
クラヴィネットの演奏は、ナイジェリアン・シンセ・レジェンドNkono Teles!
■Apostles – Moving Time (Phonodisk / PHD 011) 1981 / ナイジェリア Original Press
Disc: B+ / Cover: B-
数々の名作を残す東部ナイジェリアのファンク・バンド!
全部で7枚のアルバムを残した彼らの、キャリア後期の通算6枚目!
アフリカらしい性急なリフと、耳に残る印象的なヴォーカル・フレーズのファンキー・アフロ・ディスコ・ブギーA-1″Moving Time”がめちゃくちゃカッコいい!!!
Top Condition!!!
■Bongos Ikwue – Songs I Like To Sing (Taretone / TTL 184) 1983 / ナイジェリア Original Press
Disc: B / Cover: B+
Bongos & The Grooviesを率いたナイジェリアン・レジェンド、Bongos Ikwueのラスト・アルバム
ポップかつソウルフルに聴かせる、まさかのサム・クックのカヴァーA-1″Sugar Dumpling”収録
個人的にはハイライフが持つ陽気さと、ディスコやファンクが持つグルーヴが融合した、グルーヴィー・ハイライフ・ダンサーB-2″Banini Banini”がイチオシ!
■Dizzy K. – Be My Friend (His Master’s Voice / HMV (N) 012) 1983 / ナイジェリア Original Press
Disc: D / Cover: D+
80’sナイジェリアン・シンセ・ファンク・ブギー・キラーB-4″Omoge”収録
英Sticky Buttonsレーベルからコンピもリリースされたヴォーカリスト、Dizzy K. の2ndアルバム!
シンセはNkono Teles!プロデュースはTony Okoroji!どうりでカッコいいわけだ!!
B-5″Special Love”、A-4″You”など他の楽曲も良いです!
■Ebenezer Obey – Sound Of The Moment (Obey / WAPS 498) 1980 / ナイジェリア Original Press
Disc: A / Cover: B
King Sunny Adéと並ぶ、ナイジェリアのジュジュ・ミュージックのビッグネーム!
土着的なパーカッションとヴォーカルにトロピカルなギターが重なるB-1″Chief Muraina Adisa Makinde”など、トータルでオススメです!
曲間が繋がっており、どこが何曲目なのか非常に分かりづらいですが、ジュジュ・ミュージックのアルバムはこのタイプが基本です。曲単位ではなくアルバム単位でお楽しみください◎
Top Condition!!!
■Emma Ogosi – Nobody Knows (Phonodisk / PHD 013) 1981 / ナイジェリア Original Press
Disc: B+ / Cover: B-
ナイジェリアン・レゲエ・バンドPogo Limitedのギタリスト
こちらは彼の1stソロ・アルバムで、Pogo Limitedとは異なりディスコ~カントリーな楽曲を展開
アフロ・ディスコ・ブギーA-3″I Love You”がキラー!
■Solo Hit – Ododo (Joromi / JRM 008) 1981 / ナイジェリア Original Press
Disc: E+ / Cover: F—
まず、なんちゅう名前だと問いたい。
誰がどう見てもOdodoがアーティスト名で、Solo Hitがタイトルだろう。
しかし、違う。Solo Hitという名のソロ・シンガーが残した1stアルバム「Ododo」である。
Analog Africaから7”リイシューもされた、アフリカン・トライバル・ダンサーA-2″Imoikeme”と、ファンキー・アフロビートA-3″Ododo”がめちゃくちゃカッコいい!
■T-Bones Family – Eat The Apple (TBF / TBF 001) 1987 / ナイジェリア Original Press
Disc: B- / Cover: C-
Sonny Okpara率いるナイジェリアン5人組によるラスト・アルバム3rd!
打ち込みドラムとシンセを多用したコンテンポラリー・ソウルなサウンド
ミッド・モダン・シンセ・ブギーA-2″Eat The Apple”が白眉
この曲はアルバムの最後B-4にインストVer.も収録されています
■Theo Uzoeto – Stepping Out (Waterfall / WFRLP 001) 1985 / ナイジェリア Original Press
Disc: D / Cover: D
FunkeesやOsibisaに在籍したナイジェリアン・レジェンドJake Solloが、プロデュース、アレンジ、演奏に至るまで全面バックアップ
アフリカ産とは思えないほど洗練されたインスト・シンセ・ブギーA-4″Life After”がキラー!
ヴォーカリスト/ソングライターTheo Uzoetoが残した唯一のアルバムにして、ナイジェリアン・ブギーの秘宝
※A-4キズ/ノイズあり(見た目ほどノイズ出ません)
■Vibrations – The Vibrations (Anodisc / ALPS 1019) 1977 / ナイジェリア Original Press
Disc: C- / Cover: E
マルチ・ミュージシャンTex SoulことTex Ubong Henry率いる、ナイジェリアン・ロック/ファンク・バンドの唯一のアルバム
アフリカン・リズムにサイケデリックなギター!アフリカン・サイケデリック・ロックのお手本のような、アンダーグラウンドの香りムンムンのキラー・トラックA-4″Onye Oriri”収録
2024年現在、未再発かつコンピ等にも取り上げられていない、知られざるキラー・チューンです◎
■William Onyeabor – Anything You Sow (Wilfilms / WLP 033) 1985 / ナイジェリア Original Press
Disc: D+ / Cover: B-
ナイジェリアが生んだ電子宅録アフロ・マスター!
魅惑のローファイ・アフロ・シンセサイザーにヘッポコ・グルーヴが融合した完全唯一無二の世界観!
僕はこのアルバムと、「Crashes In Love」の1982年版が彼の最高傑作だと思っています!
A-1″When The Going Is Smooth & Good”、B-2″Everyday”など、チープでモンド感満載の電子アフロにヤられまくりの、天然ポンコツ・ストレンジ・エラー・ファンク
■William Onyeabor – Atomic Bomb (Wilfilms / WRLP 1002) 1978 / ナイジェリア Original Press
Disc: B+ / Cover: B
ナイジェリアが生んだ電子音楽宅録アフロ・マスター!
魅惑のローファイ・アフロ・シンセサイザーにヘッポコ・ファンク・グルーヴが融合した完全唯一無二の世界観!
A-2″Better Change Your Mind”、B-1″Atomic Bomb”他、ぶっ飛びまくり&モンド感満載の天然ポンコツ・ストレンジ・エラー・ファンク!代表作!
Top Condition!!!
■William Onyeabor – Great Lover (Wilfilms / WLP 1010) 1981 / ナイジェリア Original Press
Disc: D+ / Cover: D+
ナイジェリアが生んだ宅録電子アフロ・マスター!
魅惑のローファイ・アフロ・シンセサイザーにヘッポコ・ファンク・グルーヴが融合した完全唯一無二の世界観!
天然ポンコツ・ナンチャッテ・ディスコB-1″Love Is Blind”、音こもりまくってるけどそれもまた魅力な、チープ電子アフロ・ダンサーB-2″I’ve Got Love”などなど!
どうでしたか???最高でしょ???
リイシューされているタイトルもありますが、やっぱりアフリカのレコードはそのノイズと共に野性味溢れるオリジナル盤で聴いてほしい!
どれもなかなか見つからない稀少盤ばかりです!
レコードは一期一会と言いますが、アフリカ産レコードには一般的なレコードよりもコンディションで納得いかないケースが多いですからね・・・
一期一会要素はもっと高いですよね・・・
気になった方は是非この機会をお見逃しなく🔥