
月末アフロ 4月編🔥
毎月最後の週末は、店主tonがこよなく愛するアフリカ産レコードの放出DAY「月末アフロ」🔥🔥🔥
アメリカ、ヨーロッパ、アジア、南米、世界各地に様々な音楽がありますが、アフリカの音楽って他の地域に比べてなかなか日本で根付いてない印象があります。
お店や催事などでお客さんの動きを見ていても、ワールド、ブラジル、レゲエ辺りの棚は皆さん比較的熱心に見てくれるのですが、アフリカとなるとスルーしてしまう人がとても多い。
それも分かります。得体が知れないですもんね。
全く分からない所に飛び込むのは勇気もいるし、根気も必要。
ハードルが高いのは重々承知の上で、僕は今日もせっせとアフリカ音楽の布教活動に励んでおります。アフリカ音楽普及教会の司教としての責任です。(自称)
基本的に高貴さも繊細さもありませんが、ヨーロッパやアメリカの音楽とは明らかに異なる、エネルギッシュで人懐っこい魅力的なサウンドがアフリカにはたくさんあります。
お店に来られた方は、ぜひ適当に一枚選んで試聴してみてください。意外と聴きやすくていけるじゃん‼︎ってなるかもしれませんよ。
今日はそんなアフリカ大陸における電子音楽界の二台巨頭、ナイジェリアのWilliam Onyeaborと、カメルーンのFrancis Bebeyをご紹介いたします。
読みはウィリアム・オニーバー(本当はオンニェイボァーみないな感じ)と、フランシス・ベベイです。
電子音楽と聞くと、ドイツのクラウス・シュルツェみたいな難解でちょっととっつき難いイメージかもしれませんが、この2人の音楽はそれとは真逆。
アホのポンコツ電子音楽と思ってください。
本人たち的には欧米のファンクやディスコを目指したのかもしれませんが、全くそうならなかったという奇跡のヘッポコ音楽。
グルーヴが全て排除されたような、極めてローファイな魅惑のおもちゃ電子音。
唯一無二という言葉をよくコメントで使用しますが、これほどこの言葉がしっくりくる音楽もなかなかないと思います。
オンラインショップから試聴購入も可能ですので、気になった方は是非聴いてみてください!
その他にもアフロ・ディスコ/ブギーのキラー・トラックや、アフロ・ファンク、アフロ・レゲエの知られざるタイトルがズラリと揃いました!
しかも今回はコンディションが良い!(アフリカ基準ですが)
ぜひこの機会に野生を生き抜いたエネルギッシュなアフリカ産レコードに触れてみてください🔥
皆んなにスルーされたって続けます🔥
シーンを作るためには狂った人間が必要だと思うので🔥
私がその人柱となりましょう🔥🔥🔥
一部の商品を除き、オンラインショップで試聴&購入が可能です。
お近くの方は店頭受取も便利ですので、ぜひご利用ください。
オンラインショップはこちら
William Onyeabor – Anything You Sow
ナイジェリアが生んだ電子宅録アフロ・マスター!
魅惑のローファイ・アフロ・シンセサイザーにヘッポコ・グルーヴが融合した完全唯一無二の世界観!
僕はこのアルバムと、「Crashes In Love」の1982年版が彼の最高傑作だと思っています!
A-1″When The Going Is Smooth & Good”、B-2″Everyday”など、チープでモンド感満載の電子アフロにヤられまくりの、天然ポンコツ・ストレンジ・エラー・ファンク!
ナイジェリアのレコードとしては、盤はトップのコンディションです
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Francis Bebey – Un Petit Ivoirien
カメルーンの電子音楽鬼才Francis Bebey!
彼のディスコグラフィーの中でも電子割合が高い人気の作品!
チープなリズムボックスと、クレイジーなシンセ、ギター、歌の多重録音!
代表曲とも言える名曲”Agatha”の再録ヴァージョンA-2、異世界電子アフロ・インストB-5″Amomi”、チープなビートが際立つA-3″Tiers-Monde”、おもちゃシンセ・アフロA-6″Versatile”などなど、本当にユニークな宅録的箱庭スケールのポンコツ電子アフロ大名盤◎
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Francis Bebey – Heavy Ghetto (Anti Apartheid Makossa)
チープなリズムボックスとおもちゃみたいなシンセがクセになる、カメルーンの電子音楽鬼才Francis Bebey!
シリアスな内容なのにそのチープなサウンド故、ちょっとほのぼのとした空気が漂ってしまうA-1″Heavy Ghetto”、たぶん本人的にはファンクやディスコみたいな音楽を目指したけど、グルーヴが全て排除されたようなシロモノになってしまった(褒め)
Bebey流ポンコツ・ファンクA-4″All Over The World”、相当な拡大解釈をすればプレ・ハウス的に聴こえなくもない打ち込みインストB-5″Forest Whistle”などなど!
本当にユニークな宅録的箱庭スケールのポンコツ電子アフロ作品!息子のPatrick Bebeyも参加しています!
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V.A. – Starvation / Tam Tam Pour L’Éthiopie
Madness、Specials、UB40が参加したピースフルなアフリカン・レゲエA-1″Starvation”も良いですが、オススメはB面”Tam Tam Pour L’Éthiopie”!
King Sunny Ade、Manu Dibango、Mory Kante、Ray Lema、Salif Keitaという、ワールド・ミュージック・ブーム期のアフリカン・オールスターな面々が集結した、強力アフロ・グルーヴ!
さらに注目はそのダブ・ヴァージョンB-2″Part Two”!完全にアフロ・トライバルなディスコ・ダブです!
エチオピア、エリトリア、スーダン飢餓救済の、アフリカ版We Are The World!
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Charly Boy – U Turn
軍事政権に抗議したアルバム「1990」で知られる、ナイジェリアの男性シンガーソングライター/エンターテイナーCharles Oputaの4thアルバム!
プレ・ハウス的な90’sエレクトロニック・アフロ・ブギーB-1″Comfort”がキラー!
レゲエ/ダンスホールのテイストを取り入れた独特な打ち込みがクセになるA-1″Akula (Funkees)”と、その別ヴァージョンB-3″Akula (Club Mix)”もユニークです!
Top Condition!!!
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Lady Isa – Kuteleza Si Kwanguka
旧ザイール、DRコンゴ出身の女性シンガー、Lady IsaことIsabelle Kozongaの2ndアルバム!
アムスRush Hourの看板DJ、Huneeもプレイするアフロ・エレクトリック・ブギーB-3″Tabu Ya Africa”収録!
最高!!!
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Bebe Manga – Ami – Oyomiya
カメルーンのダンス・ミュージック=マコッサの女性シンガーBebe Manga!
コートジボワールのギター名手Jimmy Hyacintheがアレンジを担当!
荒々しいアフロ・ファンキー・ディスコA-3″Lokognolo”がヤバイ!これぞアフロ・ディスコだ!
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Apolos – Apolos & Sucesso
西アフリカの島国カーボヴェルデのバンド、Apolosの2nd?アルバム!
カーボヴェルデには「フナナ」といわれるアコーディオンによるダンス・ミュージックがありますが、このバンドは
ホーンとオルガンを含むアコーディオンなしの編成!
ラテンやクンビアに近いフナナのテイストに、レゲエ、ファンク、アフロビート等を取り入れたバラエティに富んだ内容です!
ホーンと性急なリズム、シャウトが熱いアフロ・ファンクB-2″Time Of War”がキラー!
ラテン/クンビア路線のB-4″Chico Le Peintre”や、アフロ・レゲエB-1″My Mistake”辺りも良いです!
Top Condition!!!
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Segun Adewale – Play For Me
ナイジェリア、ヨルバ族のポピュラー音楽ジュジュ・ミュージックに、ファンク、ジャズ、レゲエ、アフロビートなどをミックスしモダンにアレンジした、Yo-Popと呼ばれる音楽のパイオニア!
グルーヴィーでファンキーなアフロ感満点のYo-PopナンバーA-1″Yo-Pop Music”がキラー!
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