
店主セレクトのロック
ロックと邦楽とジャズが若林、ソウルとジャズとクラブとワールドを店主tonが。
FAMでは主にこのような役割分担でレコードの商品化を行っています。
どのジャンルもそれを好きな人間が紹介した方が良いですからね。
でもだからって若林がクラブ・ミュージックを聴かないわけでも、僕が邦楽を聴かないわけでもありません。
基本的に2人共どんなジャンルの音楽も聴きます。
たまには俺だってロックのレコードをお薦めしたい!ってことで、今回は店主tonのセレクションによるロックとプログレのレコードをご紹介。
アンビエントの源流とも言えるRobert FrippとBrian Enoのデュオ名義作品や、Soft Machineの「Six」はめちゃくちゃクールなミニマル・ジャズロックを展開。
The Clashの稀少な国内帯付3タイトル。久々に聴いて血が滾った。
カセットテープ・レコーダーで録音された劣悪な音質で悪名高い、King Crimsonのライヴ・アルバム「Earthbound」
最初聴いた時「こんなの買うやつおるんか?」と思うくらい酷い音質だったけど、なんか聴いているうちにその劣悪な音質がさらなる凶暴性を演出しているように感じてきて、これはこれで面白いと思いました。
まさに傍若無人。
そんなわけでプログレからクラシック・ロック、パンクまで、幅広いロックをいつもとは違う店主tonの視点で揃えてみました!
ぜひ聴いてみてくださいね!
一部の商品を除き、オンラインショップで試聴&購入が可能です。
お近くの方は店頭受取も便利ですので、ぜひご利用ください。
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おすすめ盤紹介
King Crimson – Earthbound
カセット・レコーダー録音音源を用いた、悪名高きライヴ・アルバム。
その劣悪な音質がさらなる凶暴性を演出しているようで、これはこれで面白いです。
傍若無人なA-1″21st Century Schizoid Man”からどうぞ。
MAT: -3U/-1U
Clash – The Clash (白い暴動)
「勝手にしやがれ!!」、「地獄に堕ちた野郎ども」と共に、ロンドン・パンク三種の神器的一枚!
The Clash、衝撃のデビュー・アルバム!
A-2”Remote Control”、A-3”I’m So Bored with the USA”、A-4”White Riot”、B-1”Career Opportunities”などなど名曲揃い!
国内2nd Press、緑帯!
Rolling Stones – December’s Children (And Everybody’s)
英3rdアルバム「Out Of Our Heads」からの楽曲とシングル曲等を収録した、アメリカでの5枚目!
B-1″Get Off of My Cloud(一人ぼっちの世界)”、B-3″As Tears Go By”などを収録!
US Original Press MONO!マルーン・ラベ
V.A. – Whole Burbank Catalog
Warner Bros.の通販カタログ・シリーズ「Loss Leaders」
Jerry Garcia、Jackie Lomax、T. Rex、Todd Rundgren、Ry Cooderなど、錚々たる面々の楽曲を収録!
当時は僅か2ドルで売られたらしいのですが、今これらのミュージシャンの楽曲を全部集めようと思ったら結構な出費になると思うので、このコンピはかなり高コスパだと思います!
Soft Machine – Six
Nucleusのサックス、オーボエ、キーボード奏者Karl Jenkins加入!
反復するリフに、管楽器がソロを展開する、ミニマル・ジャズロックの名作!
一枚目が1972年のライヴ録音、二枚目がスタジオ録音です!
浮遊するミニマルなキーボードにグルーヴィーなリズムが融合する冷たいグルーヴC-1″The Soft Weed Factor”、アフロ・ラテン系の熱いリズムが躍動するC-2″Stanley Stamps Gibbon Album (For B.O.)”がカッコイイです!
MAT: A1/B3/A1/B1
Fripp & Eno – Evening Star
King CrimsonのRobert Frippと、アンビエントの創始者Brian Enoによる、デュオ名義の二枚目!
A-1から繋がって始まるA-2″Evening Star”の美しさたるや・・・
安い恋愛ドラマで流す涙ではなく、寂しさとか悲しさでもなく、内面からじわ~っと込み上げてくる涙。侘び寂びのそれ。
ジャケのイラストの時間、日没直後の茜色と青色が交わる時。そんな時間に聴く至福の音楽。