
人を踊らせる音楽の芸術性
本日は最近入荷が好調な、そして売れ行きも絶好調な、クラブ・ミュージックの12″シングルをご紹介🦎🦎🦎
今回のキーワードは、「ディスコ」と「ダウンテンポ」
一括りにクラブ・ミュージックと言っても、その種類は本当に様々。
ハウス、テクノ、それが混ざってテックハウスだったり、近年はアマピアノとかジャングルのリバイバルとか。
1980年代にシカゴやデトロイトで生まれた、これらの音楽。
人を踊らせるためだけに作られた音楽と揶揄され、自称音楽通の中には軽視する人もいますが、誕生から40年もの歴史はこれらの音楽をただ踊らせるための道具から芸術の域にまで発展させたと思います。
ミュージシャンやDJは日々新たな音楽の可能性を見い出し、実験を繰り返し、ジャンルを超越し、そしてまたジャンルを形成していく。
これらの音楽をジャンル分けすること自体がとてもナンセンスで、意味をなさないものだと思います。
FAMでは年代やテイストを問わず、これらの音楽の総称として「CLUB MUSIC」と陳列しています。
閑話休題。
さてさて今回ご紹介するそんなクラブ・ミュージックのレコード達。ジャンル分けするならハウス・ミュージックに属する物が多いですが、その質感は70〜80年代のディスコ・ミュージックに強く影響を受けているサウンドが多いです。
ディスコは強力ですからね。
先のクラブ・ミュージックのお話も、ディスコ・ミュージックの歴史と重なる部分が多いと思います。
70〜80年代のディスコ・サウンドが好きなら、ぜひそのままの耳でこれらの音楽を聴いてみてください。
これがディスコの正統進化だと実感するはずです。
もう一つのキーワード「ダウンテンポ」
いわゆるダンス・ミュージックでよく使われるBPM120〜130くらいのテンポ。
ダウンテンポとは読んで字の如く、それらより遅いテンポのダンス・ミュージックのこと。
BPM100辺りかそれ以下くらい。
ヒップホップのテンポでハウスをやるみたいなイメージです。
ビートダウンとかスローモーとか呼ばれたりも。
僕は元々ヒップホップが好きなので、このダウンテンポと呼ばれる音楽を初めて聴いた時、そのテンポのグルーヴがとても心地良く感じました。
この概念はヒップホップ好きのためのジャンルの架け橋になると思うし、もちろん逆にハウスからのヒップホップの入り口にもなると思います。
そんなわけでジャンルレスに「DOWNTEMPO」をセレクトしたコーナーも作っておきましたので、ぜひ店頭で覗いてみてください😊
一部の商品を除き、オンラインショップで試聴&購入が可能です。
お近くの方は店頭受取も便利ですので、ぜひご利用ください。
オンラインショップはこちら
追加商品リスト
- Astronaut Edits – Vol 1 (Astronaut Edits / ASTERD001) 2018/イギリス/12”
- Bass Clef – Bugbranded EP (Public Information / PUBINF013) 2014/イギリス/12”
- Boys Noize – Adonis Remix EP (Cocoon / COR12090) 2012/ドイツ/12”
Chevals – Tokyo 2 Paris EP (Better Listen / BLR008) 2017/イギリス/12”SOLD- Cole Medina – Disk Union Series Vol. 1 (Licorice Delight / LD002) 2013/アメリカ/12”
- Cosmic Boogie – Feel It (Boogie Originals / BGO-002) 2011/EU/12”
Cottam – Untitled (Cottam / COTTAM 001) 2009/イギリス/12”SOLDCut Copy – Blink And You’ll Miss A Revolution (Modular / MODVL147) 2011/イギリス/12”SOLDDon’t DJ – Laniakea (Honest Jon’s / HJP087) 2019/イギリス/12”×2SOLD- EC33 – I Got That Feeling ( – / 110576) 2011/フランス/12”
- Edit Me / Sandy Roland – Dessert Island Discs #013 (Dessert Island Discs / DID013) 2012/イギリス/12”
- Gathering – In My System (Remixes) (Silver Network / silver#029) 2010/フランス/12”
- Haus! vs Hawkes! – Let The Rhythm E.P. ( – / UNTITLED000) 2019/イギリス/12”
Henrik Schwarz & Amampondo – I Exist Because Of You Versions (Innervisions / IV15) 2008/ドイツ/12”SOLD- J Boogie – Summer Soul Edits #1 ( – / boogieedits1) 2013/アメリカ/12”
- Manhooker – Wheels In Motion Ep (Unterton / Unterton 03) 2013/ドイツ/12”
- Matrefakt – Cream EP (Attitudes To Life / ATL003) 2019/イギリス/12”
Nebraska – Drill Deep EP (Razor-N-Tape Reserve / RNTR017) 2017/Color Vinyl/アメリカ/12”SOLD- Nicholas – Love Message (Home Taping Is Killing Music / HOMETAPING 13) 2012/イギリス/12”
- Pallaspeople – Airotic (Footjob / FJ005) 2015/ドイツ/12”
- Pelvis – Dance Freak (Pelvis / PELVREC001) 2016/オーストラリア/12”
People In Fog – Higher EP (Sound Of Vast / SOV007) 2016/12”SOLDPixeltan – Yamerarena-i (DFA / dfa2221) 2009/アメリカ/12”SOLD- Priceless One & Chez Damier – A Work In Progress (Yore / yore-018) 2009/ドイツ/12”
- Radiohead – Everything Is In Its Right Place (Afefe Iku Re-Edit) ( – / EVERY 01) 2006/片面プレス/12”
Rainer Trueby – To Know You ( – / tr001) 2009/ドイツ/12”SOLD- Skylevel – Skylevel 05 (Skylevel / SKYLEVEL05) 2013/ドイツ/12”
- Stevie Wonder – Another Star (Tango House Mix) (- / WON24) 2010/片面プレス/イギリス/12”
おすすめ曲紹介
Cole Medina – Disk Union Series Vol. 1
西海岸アンダーグラウンド・ハウス・シーンの雄!「Disk Union Series」と題された全3作の12インチ企画!
イチオシはB面!Dr. Buzzard’s Original Savannah Bandのラブリー・フリーソウル大名曲”Sunshower”を、パーカッシヴな四つ打ち仕様に仕立てた”LA Sunshine”がキラー!
ヒップホップ・クロスオーヴァーなA-1″Heartbeat (Cole’s Hip-House Mix)”と、メロウ&チルアウト・ダウンテンポA-2″Momentum (Cole Medina’s Very Saxy Mix)”も良いです!
Chevals – Tokyo 2 Paris EP
フレンチ・ディスコ・ハウス・プロデューサーChevalsが、日本の楽曲をエディットした4曲入りEP!
吉田美奈子”Light’n Up”のディスコ・ハウス・エディットB-1″Lights”と、阿川泰子”L.A. Night”の落ち着いた大人の雰囲気を纏ったダウンテンポ・エディットA-2″Layover”が良いです!
Edit Me / Sandy Roland – Dessert Island Discs #013
スペーシーなシンセ・ソロやジャジーなヴィブラフォンが彩る、温かく流麗な心地良いジャズ・ダンサーA面”Jus’ Sayin’”がお薦め!
Henrik Schwarz & Amampondo – I Exist Because Of You Versions
独DJ/プロデューサーHenrik Schwarzが、南アフリカ、ケープタウンのバンドAmampondoと共同制作した一枚!
前のめりなアフロ・トライバル・サウンドと、エレクトリックなハウス・サウンドの融合!めちゃくちゃカッコイイです!
Pixeltan – Yamerarena-i
NYブルックリンのインディ・ディスコ・バンド!
「やめられな~い、とまらな~い」の奇怪な日本語で歌われる、脱力系ニューウェイヴ・ディスコA-1″Yamerarena-i”がキラー!
一度聴いたら耳にこびり付きます笑
B-2″No More Delay”もおすすめ!
Rainer Trueby – To Know You
ドイツのニュー・ジャズ・シーンを牽引したDJ/プロデューサー!
Syreeta & Stevie Wonderの”To Know You Is To Love You”を使用したソウルフル・ビートダウン・ハウスA面”To Know You”と、Roy Ayres “We Live In Brooklyn”使いの漆黒のディープ・ビートダウンB面”Ayers Rock”、両面共に甲乙つけ難い!Moodymannとか好きな人に!
クレジットありませんがMotor City Drum Ensembleがプロデュースを手掛けているらしいです!

Cottam – Untitled
ヘヴィなボトムのディープでソリッドなビートダウン・ハウスA面(45RPM)も良いですが、オススメはErykah Baduの”Bump It”をエディットしたB面(33RPM)!
BPM100ちょいのダウンテンポなビートに、サンプリング・マナーを感じる質感が最高!
ヒップホップやR&Bのプレイに混ぜると、グッと大人なワンランク上のDJプレイを演出できると思います!
もちろんハウスDJのブレイクダウンにも!
Skylevel – Skylevel 05
独リエディット・レーベルSkylevelの5番!
John Martinの同名曲をスローモーな幻想サイケ・グルーヴに仕立てたB-2″Smiling Stranger”、浮遊するギターが心地良いウォーミーな哀愁フュージョン・ハウスA-2″Picture Tomorrow”など、4曲入り!
本日もご来店お待ちしております!