
フリー/スピリチュアル・ジャズと前衛音楽
本日はとっても良い内容のフリー/スピリチュアル・ジャズのレコードを中心にご紹介🎷🎷🎷
土着、混沌のスピリチュアルでフリーフォームなジャズ作品から、前衛現代音楽まで、なかなかお目に掛かれない珍しいタイトルを含むセレクションでございます。
既存の音楽に飽きてきた方から、もっと刺激を欲している方、第四世界の音楽をぜひどうぞ。
一部の商品を除き、オンラインショップで試聴&購入が可能です。
お近くの方は店頭受取も便利ですので、ぜひご利用ください。
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それではお薦めのレコードをご紹介してまいります。
Bhagwan Shree Rajneesh / Deuter – This Is It! Now Or Never (愛と瞑想の道)
インドの神秘思想家/導師バグワン・シュリ・ラジニーシの講話をLP1に、ジャーマン・エクスペリメンタル/ニューエイジの重要人物DeuterによるサウンドをLP2に収録した2枚組!
ラジニーシの(おそらく)ありがたいお話は、講話テキスト欠品のため残念ながら内容が分かりませんが、LP2のDeuterによるメディテイティヴな瞑想の音楽は一聴の価値ありです!
Jazz Warriors – Out Of Many, One People
Courtney Pine率いる20人編成のUKビッグ・バンド!
アフロ~レゲエ~民俗音楽などを取り込んだ、土着スピリチュアル・ビッグ・バンド・ジャズ!
16分超の長尺80’sブラック・ジャズ”Many Pauses”が最高。
Herbie Mann – Gagaku & Beyond
ボサノヴァ、レゲエ、ディスコ、中東音楽まで、時代の潮流と言うより自らの興味の向くままに、様々な音楽に触手を伸ばしたジャズ・フルートの開拓者ハービー・マン!
そんな彼が今回目を向けたのは日本の雅楽。
雅楽の曲目”越天楽”や、民謡”黒田節”などを、ジャズと織り混ぜたり、混ぜなかったりしながら演奏。
ここまで日本の伝統音楽に深く踏み込んだミュージシャンもなかなかいないと思います。完全に「和」です。正月です。
尺八奏者 村岡実のグループとのコラボレート。
Zawinul Syndicate – Black Water
Joe ZawinulがWeather Report解散後に結成したバンド、The Zawinul Syndicateの2ndアルバム!
シリアスな内容を開放感に満ちた曲調で歌ったアフロ・キューバン・ナンバー”Black Water”、こちらも異国の空気が漂う”They Had A Dream”など、ワールド・ミュージック好きにもお薦めしたい作品!
O.A.S.I. – Il Cavaliere Azzurro
イタリアの実験音楽家、Paolo Modugnoが中心となったO.A.S.I.が舞台のために制作した唯一作!
土着性のある民族楽器の演奏に、電子音やミュージック・コンクレートの手法を用いた、無国籍音響世界。
全編を通してめちゃくちゃ素晴らしい内容で、この一枚に終わってしまったのが惜しい・・・
Art Ensemble Of Chicago – Fanfare For The Warriors (戦士への讃歌)
アフリカンな土着の質感と、無秩序なフリー・ジャズの獰猛性を併せ持った、シカゴ産フリー・ジャズの傑作。
暴れまくって終わりじゃない、緩急の付いた演奏が素晴らしい。
霊性アフロ・スピリチュアルな”Illistrum”と、ミニマルな祝祭アフロ・ジャズ”What’s To Say”がお薦め。
Archie Shepp – Soul Song
自身の渋い歌声も披露する、グルーヴィーで豪快なドス黒ソウルジャズ”Mama Rose”が圧巻!
美しいバラード・ナンバー”Soul Song”も良いです!
George Adams / Don Pullen – Live At Montmartre
マイルス・グループを脱退したばかりのジョン・スコフィールド(Gt)が客演した、1985年デンマークJazzhus Montmartreでのライヴ録音!
マイルスの意志を受け継ぐエッジーなエレクトリック・ギター・サウンドが効いたジャズロック”Flame Games”が抜群!
Muhal Richard Abrams – Spihumonesty
シカゴのフリー・ジャズ集団AACMの発足メンバーの一人にして、初代会長Muhal Richard Abramsの1979年録音作品!
テルミン、エレピ、シンセなど、電子楽器を導入した、奇妙でユニークな異世界系電子ドローン・ジャズ”Spihumonesty”がクレイジー!
最後はマスターオブパスタマスター店主tonの本日のパスタ🍝
ルッコラとサーモンのライトなトマト・パスタです~