ネクストFAM Favorites
こんにちは、1Fレコード店 スタッフの若林です!
先週、当店で最もおすすめするレコードを集めたコーナー「FAM Favorites」のタイトルを追加しましたが、本日は、わたくし若林が次なる当店定番候補となりえる「ネクストFAM Favorites」を提案します!


いずれも、先のEU買い付けで仕入れたものですが、共通点はポップであること!
以前にもミュータント・ディスコやバレアリックについてご紹介しましたが、結局のところ、ジャンルを問わずぼくが愛するのはポップなのです!
そして、今回はそんなぼくの趣向が完全に反映されたセレクションをご用意しました!
以下、ここからはおすすめ盤をご紹介していきます!
Devonsquare – Walking On Ice
1976年結成のUS男女混成シンガーソングライター・トリオ!自主レーベルから2枚のアルバムをリリースした後、大手アトランティックからリリースしたメジャー・デビュー作!
フォーク、カントリー、ジャズの香りが漂う、清らかなソフィスティ・アコースティック・ポップの素晴らしい名盤!
プロデュースはフィフス・アヴェニュー・バンド、オハイオ・ノックスのピーター・ゴールウェイ!
同時代のジョニ・ミッチェルやフェアグラウンド・アトラクションなどが好きな人は必聴!
2023年に個人的に最も聴いたレコードのひとつ◎
Edie Brickell & New Bohemians -Shooting Rubberbands At The Stars
ポール・サイモンの奥方としても知られる女性SSW、エディ・ブリケルがフロントを務めるオルタナティヴ・ロック・ジャム・バンド!
大ヒット名曲A-1”What I Am”収録!邦題「星に輪ゴムを」で知られる初のスタジオ・アルバム!
ロック、フォーク、ブルース、ジャズといった要素を取り入れた彼らのスタイルは、まるでスザンヌ・ヴェガがグレイトフル・デッドをバックに歌っているような、あるいはリッキー・リー・ジョーンズがパット・メセニーと共演しているかのよう!
というわけで、スザンヌ・ヴェガやリッキー・リー・ジョーンズが好きなら、それに当店一押しのデヴォンスクエアが好きなら、きっと気に入っていただけるかと!大推薦!!
Tracey Thorn – A Distant Shore
エレクトロニック・ポップとファンカラティーナの喧騒を経て、イギリスの音楽シーンが新たに生み出したヒロイン、トレイシー・ソーン (マリン・ガールズ、エブリシング・バット・ザ・ガール)!
そんな彼女が、アマチュアニズム全開の女の子4人組バンド、マリン・ガールズに先駆けてチェリー・レッドから発表した初のソロ・アルバム!
歌とギター1本という、極めて個人的な次元で展開された、素朴で繊細、そしてちょっぴり物憂げなフィメール・ネオ・アコースティックの最高名盤です!
椅子に座ったまま頬杖をついてる女の子のイラストも素敵!
Stephen Bishop – Careless
秋も好きだけど、春から初夏への移り変わりも大好き!
そよ風が吹き抜け、長袖シャツに短パンが似合う季節!
そしてこのアルバムはまさにそんな季節にぴったり!
西海岸きっての粋な都会派シンガーソングライター、スティーヴン・ビショップのデビュー・アルバムであり、ほのかな憂いを帯びたまろやかなサマー・ハズ・カムAORの傑作!
オープニング・トラックのA-1”On And On”をはじめ、名曲揃いの中で、ぼくの一押しは軽やかなラテン・タッチで聴かせるB-1”Little Italy”!マンドリンの彩りとチャカ・カーンのボーカルも素晴らしいバレアリック・フィールな一曲です!
この曲が気に入った方は、FOND/SOUNDのミックス「Verão Em Calcutá」もぜひチェックしてみて!
Bert Jansch – Santa Barbara Honeymoon
秋も好きだけど、春から初夏への移り変わりも大好き!
そよ風が吹き抜け、長袖シャツに短パンが似合う季節!
そしてこのアルバムはまさにそんな季節にぴったり!
ペンタングルの創設メンバーであり、ブリティッシュ・フォーク界の立役者のひとり、バート・ヤンシュによるL.A.録音盤!
内省的フォーキーの名曲A-3”Be My Friend”収録!
もしこの曲が気に入った方は、FOND/SOUNDのミックス「Hymn」もぜひチェックしてみて!
Lesley Duncan – Sing Children Sing
イギリスの女性SSWの草分け的存在であり、キャロル・キングに例えられる、レスリー・ダンカン!
そして、このアルバムは、同年2月に発表されたキャロル・キングの金字塔「Tapestry(つづれおり)」に対するイギリスからの回答と言えるでしょう!
プロデュースは当時の夫であるジミー・ホロウィッツ、ピアノはエルトン・ジョン!
アメリカ西海岸の女性SSWを彷彿とさせる、ほのかなメランコリーを感じさせながらも、アルバム全体を貫くウェットな質感はイギリスならではの魅力です!
エルトン・ジョンをはじめ多くのアーティストが歌う名曲を彼女自身が披露したB-1”Love Song”収録!
ちなみに、A-3”Help Me Jesus”は、めちゃくちゃキャロル・キングみたい!
Korgis – Dumb Waiters
スタックリッジ解散後、ジェームス・ウォーレンとアンディ・デイヴィスによって結成されたモダン・シニカル・ポップ・バンド!
1979年のデビュー・アルバム「The Korgis」に続く第2作!
ハイライトは何と言っても、切ないメロディとピアノが印象的なメランコリックで美しい珠玉のポップ・バラードのA-5”Everybody’s Got To Learn Sometime”でしょう!
1980年代における”I’m Not in Love”とでも言うべきこの曲は、彼らの代表作の一つであるだけでなく、多くのアーティストにカバーされ、今もなお時代を超えた名曲として愛されています!
ちなみに、カバーだとドリーム・アカデミーとベックが有名ですかね!
Chris Rainbow – Looking Over My Shoulder
敬愛するビーチ・ボーイズおよびブライアン・ウィルソンの影響が色濃く反映された、その緻密な多重録音コーラスワークから、「One Man Beach Boys(一人ビーチ・ボーイズ)」とも例えられる、スコットランド生まれのポップ・マエストロ!
ビーチ・ボーイズ風のコーラスワークに加え、彼が深く関わってきたアラン・パーソンズ・プロジェクトやパイロット、それに10ccにも通ずるウェットな質感があいまった、ブリティッシュ・ハーモニー・ポップの至宝!
ブライアン・ウィルソンに捧げた、その名もすばりなA-4”Dear Brian”他、今なお色褪せることのないエヴァーグリーンな輝きに満ちた極上のポップ・ナンバーが詰まっています!
Northside – My Rising Star
ハッピー・マンデーズやストーン・ローゼズに続くべく、マンチェスター北部から登場した、その名もノースサイド!
80年代UKロックの良心、イアン・ブロウディをプロデューサーに迎えて、ファクトリーからリリースした唯一のアルバム「Chicken Rhythms」からのカット!
同様にシングル・カットされた”Take 5”、”Shall We Take A Trip”と共に、マッドチェスターおよびインディ・ダンスの最高名曲であります!
マッドチェスターの終焉により、キャリアは短命に終わったけれど、彼らのポテンシャルは先輩格のハッピー・マンデーズにもストーン・ローゼズにも劣らないほど輝かしかったのではないでしょうか?
ところで、ぼくは数年前から次はマッドチェスターが来ると言い続けてきたが、未だにその兆しはない・・・でも、マッドチェスターへの思いは捨てきれない!誰か、ぼくとサード・サマー・オブ・ラブを起こそうぜ笑!
Poi Dog Pondering – Poi Dog Pondering
ポーグス風のギター・ポップか、あるいはフェアグラウンド・アトラクションのケルト版とも言うべき、80年代末期の忘れ去られたアイリッシュ・トラッド・アコースティック・ポップの名曲A-1”Living With The Dreaming Body”収録!
牧歌的なティン・ホイッスルとフィドルが奏でるアイリッシュな旋律に、きっとウキウキワクワクするに違いない!
しかし、なぜアイルランド(ケルト)のメロディーは心を踊らされるのだろう?
ちなみに、このポイ・ドッグ・ポンダリングは、バナレコ時代の師である現・名駅店長の中井さん @parldrum_ のストーリーで知りました!やっぱり、いい音楽を知りたければ、詳しい人を参考するに限るね!
Jonathan Richman & The Modern Lovers – Rock ‘N’ Roll With The Modern Lovers
我らが愛するジョナサン・リッチマン!
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの系譜を継ぐNYプロト・パンクの大名盤「Modern Lovers」発表の翌年、ドラマーに前衛ジャズ畑出身のD・シャープを迎えた新体制による第3作!
激化するパンク・ロック・ムーヴメントをよそに、フォーキー・ルーツの息吹を感じさせるラフなちんどんスタイルで吹き込んだ脱力アコースティック・ロックンロールを披露!
中華民謡をアレンジしたインストA-1”The Sweeping Wind (Kwa Ti Feng)”、あの石野卓球氏もフェイバリットに挙げるA-2”Ice Cream Man”、アール・ゼロのレゲエ・ソングを下敷きにしたB-4”Egyptian Reggae”他、全編最高!
坂本龍一 – Beauty
世界的に発売されたヴァージン・レコード移籍第1弾アルバム!(こちらは、異なるトラックリストでリリースされたEU共通盤です)
1987年のアルバム「NEO GEO」の方向性をさらに発展させた、エレクトロ・エスニック・サウンドを披露!
何よりも、本作を象徴するのはA-4”Asadoya Yunta”です!
FAMの社歌およびFAM軽音部の課題曲として、当店のお客様にはお馴染み、沖縄民謡の”安里屋ユンタ”の名カバー!
この国境を越えたモダン・アレンジも、教授の拙い歌唱も最高であります!
数ある”安里屋ユンタ”の中でも、ぼくはこの教授バージョンが一番好き!
同じく、沖縄民謡のB-4”Chinsagu No Hana”、アンビエント・ポップのA-3”A Rose”もいい!
オンラインショップへのアップは、3/9(月)、3/10(火)、3/11(水)を予定
更新はいつも通り20時!