アフリカ音楽の入口はこちらです
FAMの看板とも言えるアフリカ産レコード🦓🦒🐘🐆🦛🦌🐃🐐
アフリカ音楽を愛する店主tonの暴走入荷によって成り立っているコーナーですが、コンディションはズタボロだし、知らん名前ばっかりだし、下手したら国名すら聞いたことないし・・・と、なかなか足を踏み入れるにはハードルが高い領域ですよね?
そんな皆さんの声にお応えして、今回は70年代を中心としたアフリカ産音楽の、近年リリースされたリイシュー盤をズラリとご用意いたしました👏👏👏スゴイ‼︎ マッテマシタ‼︎

僕の専門でもあるザンビア共和国の70’sサイケ=ZAMROCKの作品や、それに通ずるナイジェリアのサイケデリック・ファンク〜ロック、カメルーンの天然電子音楽家Francis Bebeyのコンピレーションなどなど、”アフリカ音楽全般に〜”と言うよりは完全に僕の好みの荒々しくサイケで土臭いサウンドを集めました!
ZAMROCKの楽曲がノイズなしで聴けるなんて、奇跡ですよ!!!!!
本当にヤスリで擦り倒したようなレコードばかりなんです・・・
ちなみにZAMROCKの研究家の僕はというと、最早ノイズがないことに違和感すら覚えます。
これはアフリカ・レコード収集家の末期症状なので、皆さんはぜひノイズなしのクリーンなサウンドで楽しんでください。
ZAMROCKの一般的なレコードは、どれくらいのコンディションか?本当にそんなに酷いの?
店主が @zamrock.jp という狂気じみたアカウントを運営しておりますので、ぜひ覗いてみてください。
こちらにオリジナル盤からの音源を載せてあります (これでもコンディションが良い物を選んでるつもり)
日本で唯一「ZAMROCK」のコーナーが常設されたレコード店としては、これらのリイシュー盤を機に、この世界にどっぷりとのめり込む勇者が現れることを心待ちにしております!!!!!
一部の商品を除き、オンラインショップで試聴&購入が可能です。
お近くの方は店頭受取も便利ですので、ぜひご利用ください。
オンラインショップはこちら
アフリカン・ヴァイナル・マスターこと、店主DJ tonのお薦め盤紹介
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Paul Ngozi – Viva Ngozi
1970年代の僅か10年ほどの間に強烈な輝きを放った、アフリカ南部ザンビア共和国のサイケ・ロックムーヴメント、ZAMROCK!
シーンを代表するバンドNgozi Familyを率いた、ギター・ワイルド・マンPaul Ngoziの1stソロ・アルバム!
ソロ名義ですが、ベースがTommy Mwale、ドラムChrissy Zebby Temboなので、実質Ngozi Familyの作品と言えます!
野生のワイルドみ満載のNgozi Family賛歌A-1″Viva Ngozi”を筆頭に、A-3″I Am A Beggar”、B-4″Saturday Night Out”など、ハードだけどどこか人懐っこいサイケ・ロックにファンキーなフィーリングが合わさったZAMROCKど真ん中なサウンド!
Eye Q – Please The Nation
ザンビアの隣国ジンバブエの70’sサイケ・ロック・シーン「Heavy」の中核を担ったバンド、Eye Qの貴重すぎる音源を集めた驚愕のコンピ!
ZAMROCKは世界で最も見つけにくいレコードですが、ジンバブエのレコードのレアリティはそれの遥か上!
ジンバブエは南アでアパルトヘイトが廃止された後も、白人支配が続いた国。アフリカンによる自由な表現は強く制限されていました。レコードが見つからないのはそういった理由からか、単にシーンの規模の問題か。
Eye Qのみならずジンバブエのレコード自体、本当に見ません!
ZAMROCKに似たファズを含むサイケデリック・ロックなサウンドを持つHeavyのシーンで、一際ソリッドで強力なサウンドを展開するのがこのEye Qです!
Question Mark – Be Nice To The People
ナイジェリアのスーパー・プロデューサーOdion Iruojeが、高校生バンドOfegeの成功を受けて制作した、ナイジェリアン・サイケデリック・ロックの秘宝!
ナイジェリアン・ロックの名コンピ「Wake Up You!」にセレクトされたA-4″Love”、B-3″Scram Out”を筆頭に、A-2″Be Nice To The People”、B-4″Mary Anne”など、当時大学生だった彼らの初期衝動のエネルギーをたっぷりと含んだ、アフリカン・ヘヴィ・サイケ!
暴れるディストーション・ギターもシビれます!
Ofege好きはもちろん、ZAMROCKにも通ずるサウンドで最高です!
Sidiku Buari – Revolution (Live Disco Show In New York City)
ガーナのスター・ミュージシャンSidiku Buariが、NYで行なったライヴ音源(LP1)と、LAでのスタジオ音源(LP2)を収録したメガレア盤の2LPリイシュー! ガーナの土着でエネルギッシュなリズムと、アメリカのディスコが融合した熱量MAXなアフリカン・ディスコを収録!アフリカらしいクレイジーなシンセも堪りません!
冒頭A-1″Keep The Rhythm Going”を筆頭にライヴ録音のLP1がヤバイ!
スタジオ録音ならB-4″Happy Birthday”が良いです!
Udu – Sound Of The People
CreamのGinger Bakerがナイジェリアのラゴスで設立したスタジオ「Arc Studio」で録音された、Uduなる3人組バンドの激オブスキュアな唯一の作品。
珍盤、レア盤の巣窟ナイジェリアですが、この作品のイカれっぷり幻っぷりは随一。
天然物のサイケデリックを纏った、時空歪みまくりの呪術的で催眠的なアフロビート・サイケデリア。
A-1″Sound Of The People”、B-1″New Bride Song”、B-3″Uchuluchu”など、狙って作ってるわけではなさそうな狂いっぷりが最高です。
Tony Okorojiの「Love Records」からリリースされたオリジナル盤は、入手を諦めたほうがいいレベルのレア盤で、僕も長くアフリカのレコードを探していますが、一度も見たことがありません。
Ayalew Mesfin – Che Belew (March Forward)
日本の歌謡曲にも通ずる独特な旋律で、世界的に人気のエチオピア音楽。Mulatu Astatke、Hailu Mergiaと並ぶエチオピアン・ミュージックの巨匠Ayalew Mesfinの、めちゃくちゃ希少な音源を集めたNow-Againのコンピレーション・シリーズの第2弾!
70年代に同国で人気を博した彼ですが、政府の弾圧を批判した歌が元でレコードは全て発禁、13年の投獄生活などを経て米国へマスターテープとともに亡命という、数奇な経歴を持ったミュージシャンです。
Madlibの実弟Oh Noが自身の“The Funk”という楽曲でサンプリングしたA-1″Libe Menta Hone”や、エチオ・ファンクB-2″Yetembelel-Loga”などを収録!