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『DEEP ROCK』~ロックの深き沼への誘い~

前回『ロック キホンのキ』に続き、今回は『DEEP ROCK』盤をご用意しました!

 

 

オンラインショップ

※一部を除いてオンラインショップで購入できます
※お近くの方は店頭受け取りもお選びいただけますので、取り置き代わりにご利用ください

 

『DEEP ROCK』とは、ロックの深い沼へと誘う、まさにディープなセレクションです。
今回もほぼ全てを、ベテランのレコード愛好家で常連のGさんにお譲りいただきました!
Gさん、いつもありがとうございます!!

 

内容は幅広いラインナップ!
サイケデリックやプログレッシブ・ロックから始まり、ジャズ・ファンクやソウルに惹かれるリスナーのロック入門にもなる珠玉の作品、さらに70年代の女性シンガーによるクラシック・アルバムまで網羅!

 

ちなみに個人的な一押しは、英国ブリストル生まれの女性SSW、Aj Webberのデビュー・アルバム「Rhyme And Time」です!
実は今回の入荷で初めて知った作品なのですが、その素晴らしい内容にすっかり魅了され、レコード店スタッフ特権を使って自分用に取っておこうかと本気で考えました笑

 

そんなAj Webber他、お薦め盤をご紹介!

 

Skin Alley – Two Quid Deal ?

ブリティッシュ・プログレッシブ・ロック・コンボ!
粗悪なミッキーのパクりジャケットでお馴染み3rdアルバム!
流石は、アメリカの名門ソウル・レーベル、Staxのお眼鏡にかかっただけあって、ファンキーでスワンピーな仕上がり!
イギリスらしい叙情性もありつつ、アメリカの南部音楽から影響された土臭さも感じさせるジャズ・ロック・サウンドは、後にフリーソウルやレアグルーヴの観点から再評価され、一躍人気盤へ!
キラー・トラックA-2”So Many People”収録!

 

Harvey Mandel – Get Off In Chicago

キャンド・ヒートのメンバーであり、チャーリー・マッセルホワイトやジョン・メイオール等とも共演するブルース・ロック・ギタリスト、ハーヴィー・マンデル!
そんな彼とシカゴの16人のミュージシャンとの楽しいセッションから生まれた、このブルース、ジャズ、ロックが融合したアルバム!
セッションの楽しさが伝わってくるような、リラックスした雰囲気が終始漂っています!
ソロ・アルバムも素晴らしいジュディ・ロバーツのオルガンをフィーチャーしたファンキーなインストゥルメンタル・ジャムB-4”Race Track Daddy”がおすすめ!
同じくジュディ・ロバーツがピアノとスキャット・ボーカルを披露したメロウなジャズ・ボッサA-3”Local Days”もいい!

 

V.A. – Music From Free Creek

ジェフ・ベック、エリック・クラプトン、キース・エマーソン、バズ・フェイトン、ミッチ・ミッチェル、リンダ・ロンシュタットなど、豪華ミュージシャンが様々な編成で共演!
1969年6月から8月にかけてニューヨークのスタジオで行われた最高級のセッションを記録したボリュームたっぷりの2枚組アルバム!
各セッション素晴らしいですが、まずはハーヴィー・マンデル・セッションのA-3”Sympathy For The Devil”からどうぞ!
あのストーンズの名曲を砂埃舞うオルガン・ファンキー・インストゥルメンタル・ジャム仕立てにナイス・アレンジしています!

 

Hawkwind – Hawkwind

一時、モーターヘッドの極悪暴走番長レミー・キルミスターも在籍!英国が生んだ誇大幻覚宇宙ロック・バンド!
そんな彼らの記念すべきデビュー・アルバム!
ハーモニカを吹き鳴らし、アコースティック・ギターをかき鳴らし、砂埃をあげながら荒野を駆けるかのような、まさかのスワンプ・ロック調A-1”Hurry On Sundown”で幕開け!
しかし2曲目からは様相が一変し、舞台は荒野からサイケデリックで混沌とした宇宙へ!
真髄とも言えるサイケデリック・スペース・ロックのA-3”Be Yourself”とB-2”Seeing It As You Really Are”は、カン、アモン・デュール、初期ゴングにも似た混然とした音世界を創出しています!

 

Steve Hillage Live Herald

ゴングの有名な「ラジオ・ノーム三部作(Radio Gnome Trilogy)」に主要メンバーとして参加したり、夫婦でテクノ・ユニットを結成するなど、様々なプロジェクトやソロ活動、さらにはプロデューサーとしての活躍で知られるヒッピー・ギタリスト!
1977年から1978年にかけてのライヴ録音(SIDE-AからSIDE-C)と、スタジオ録音(SIDE-D)で構成されており、ゴング時代の流れを汲むソロ活動の総決算とも言うべき充実の2枚組アルバム!
ライヴ・トラックでは、アシュラやマニュエル・ゲッチング彷彿とさせる恍惚のスペース・ロックB-2”Searching For The Spark”が、スタジオ・トラックなら、ダウンテンポ・コズミックなD-1”Talking To The Sun”がおすすめ!

 

Jennifer Warnes – Jennifer Warnes

長年にわたるレナード・コーエンとの共演や、ジョー・コッカーとデュエットした映画「愛と青春の旅だち」の主題歌などで広く知られるアメリカ出身の女性歌手!
「第2のリンダ・ロンシュタット」として、当時のArista社長クライヴ・デイヴィスの肝いりで発表されたこの1976年のアルバムは、目論見通り商業的にも成功を収め、彼女のその後のキャリアの足がかりとなった作品です!
感傷的で憂いを帯びながらも爽やかなまろやかさを湛えた、ウエストコースト・フィメール・シンガー名盤!
ここから、B-2”Right Time Of The Night”が大ヒットしました!

 

Valerie Carter – Just A Stone’s Throw Away

幅広いジャンルで沢山のアルバム制作に関わる敏腕ジョージ・マッセンバーグがプロデュースを手がけ、EW&Fのモーリス・ホワイトとリトル・フィートのローウェル・ジョージが共同プロデューサーとして名を連ね、さらに、西海岸きっての一流ミュージシャンがレコーディングに参加した1stアルバム!
感傷的で憂いを帯びながらも爽やかなまろやかさを湛えた、珠玉の70年代ウエストコート・フィメールヴォーカル~AOR作品!
秀逸なソングライティングと卓越した演奏陣に裏打ちされた、上質な楽曲が満載!
極めつけは、シカゴ・ソウル古典を取り上げたA-1”Ooh Child”!
透き通るような伸びやかでソウルフルなヴァレリーの歌声を、レイドバックしたバンド・アンサンブルが引き立てる極上カバーであります!

 

Aj Webber – Rhyme And Time

その歌声から「イギリスのキャロル・キング」とでも呼びたい、イギリス・ブリストル生まれの女性SSW!
本作は、アルバート・リー、トニー・ハイマス、サイモン・フィリップスなど手練れのミュージシャンたちのサポートを得て制作された1stアルバム!
トラッド志向の強いサンディー・デニーの影響下にあった当時のブリティッシュ・フォーク勢とは違い、キャロル・キングやローラ・ニーロといったアメリカの女性SSWを彷彿とさせる趣きがあります!
オリジナル曲とカバー曲の両方が詰まった傑作ですが、特に際立つのはジム・ペッパー作のカバーA-5”Witchi-Tai-To”です!感傷的で憂いを帯びながらも爽やかなまろやかさを湛えたソフロ仕立ての秀逸なアレンジ!
続く、ジミー・ウェッブ作のカバーA-6”The Moon’s A Harsh Mistress”もまた素晴らしい!というわけで大推薦盤であります!!